春の七草は、せり(芹)・なずな(薺)・ごぎょう(御形)・はこべら(繁縷)・ほとけのざ(仏の座)・すずな(菘)・すずしろ(蘿蔔)の7種類の野草。
春の七草は、七草粥の時期になると、スーパーでも売られていて、たくさんの方に認知されています。
ですが、
「秋の七草は?」
と聞かれて、スラスラと答えられますか?
ここにいらした方は、恐らくスラスラと言えない方だと思いますので、いろいろな覚え方をご紹介します。
秋の七草の種類は?
秋の七草は、はぎ(萩)・ききょう(桔梗)・くず(葛)・おみなえし(女郎花)・ふじばかま(藤袴)・おばな(尾花)・なでしこ(撫子)の7種類。
山上憶良が詠んだ歌で、万葉集に収めされている下の2首が由来になっているそう。
- 秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
- 萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花
ききょう(桔梗)となでしこ(撫子)は、みなさんご存知でしょうが、それ以外は???
おばな(尾花)は、ススキのこと。
くず(葛)の根は、葛餅や葛根湯に使われていますね。
そのほかは、植物好きな人以外にはあまり知られていないでしょうね。
秋の七草を短歌で覚える
まずは、五・七・五・七・七の短歌で覚える方法。
(五)はぎ ききょう
(七)くず おみなえし
(五)ふじばかま
(七)おばな(すすき) なでしこ
(七)あきの ななくさ
春の七草も五・七・五・七・七の覚え方がありますよね。
秋の七草を語呂合わせで覚える
次は、語呂合わせて覚える方法。
語呂合わせの覚え方は何通りかあるようですが、代表的なのは、「お好きな服は」。
お おみなえし
す すすき(おばな)
き ききょう
な なでしこ
ふ ふじばかま
く くず
は はぎ
このほかの語呂合わせでは、「ハスキーなお袋」や
ハ はぎ
ス すすき(おばな)
キ ききょう
ー
な なでしこ
お おみなえし
ふ ふじばかま
く くず
ろ
「フナオ君は好き?」、「大きな袴(はかま)はく」なども。
ただし、語呂合わせの場合は何の頭文字だったのか忘れてしまわないようにしないといけませんね。
秋の七草を歌(メロディー)で覚える
最後に、YouTubeで歌で覚える方法があったので紹介します。
童謡とありますが、童謡ではないように思います。
ちょっと暗い感じです。
【童謡 秋の七草の歌】
ほかに、
春の七草と秋の七草をベートーヴェンの「エリーゼのために」で覚えるというのもありました。
理科【春の七草、秋の七草】唄で暗記しよう!中学受験 高校受験
メロディーにのせたほうが覚えやすい方は、自分で替え歌を作って覚えるというのも良いのではないでしょうか。
まとめ
秋の七草の覚える方法は、
- 短歌、五・七・五・七・七で覚える
- 語呂合わせで覚える
- 替え歌などで覚える
などがあります。
私は五・七・五・七・七が一番覚えやすいと感じましたが、みなさんお好きな方法で覚えてみましょう。