七五三といえば千歳飴ですが、なぜ千歳飴なのか由来や意味、千歳飴の袋の意味、千歳飴の食べ方についても調べてみました。

 

千歳飴の由来は?

千歳飴の由来は、2つあります。

 

一つ目は、

元禄(げんろく)・宝永(ほうえい)年間(1688~1711年)、江戸・浅草の飴売り七兵衛が売った「千年飴」が始まりとする説。

 

二つ目は、

大坂夏の陣で落城した豊臣方の浪人・平野甚左衛門(ひらのじんざえもん)の子・平野甚九郎重政(ひらのじんくろうしげまさ)が、大坂・摂津平野で麦芽を原材料とする『平野あめ』を作り、江戸の町で売ったら『下りあめ』と呼ばれて人気になり、販路を拡大するために、江戸に出て平野甚右衛門(ひらのじんえもん)へと改名し、浅草寺(せんそうじ)の境内で『千歳飴』として売り始めたという説。

千歳飴の意味は?

七五三には、親が我が子に長寿の願いを込めた「千歳飴」を与えて食べて祝っていたようです。

 

千歳飴は、

  • 細長い棒状なので、細く長くで長生きを意味する。
  • 紅白それぞれの色で着色されていて、縁起が良い。
  • 千歳は「千年」、つまり「長い」、「長生き」を意味している。

 

昔は、医療が発達していなかったため乳幼児の生存率も低かったため、我が子の長寿と健康を願って縁起の良い千歳飴を食べさせたのでしょうね。

 

千歳飴の袋の意味は?

千歳飴は、鶴亀(つるかめ)や松竹梅などが描かれた千歳飴袋に入っていますよね。

 

鶴亀は、「鶴は千年、亀は万年」といわれ、長生きを意味しています。

 

また、

松竹梅は、日本では慶事・吉祥のシンボルでですし、

中国では「歳寒三友」、冬の寒い季節(乱世や逆境)に友とすべき三つのものとされています。

 

つまりは、どんな困難にも打ち勝つという意味と捉えてもよいのではないでしょうか。

千歳飴の食べ方は?

飴も袋も縁起物の千歳飴。

由緒あるお菓子屋さんだと、祈祷したものを販売したりしているそうです。

こんな縁起物の千歳飴だから、折ったり割ったりして食べたら駄目なんて思ったりする人もいそうですが、食べ方に特に決まりはないようです。

 

逆に長いままの千歳飴を子供に与えるのは危険です。

 

千歳飴は直径約15mm以内、長さ1m以内とされており、最近では短いものもありますが、なかなか一度に食べきれないと思います。

 

長くて食べきれないからと残して捨ててしまうよりは、切って分け合って食べたほうがご利益ありそうですよね。

 

ちなみに、

千歳飴は硬くて包丁ではなかなか切れませんので、袋に入れて包丁の背で叩き割りましょう。

 

電子レンジでちょっとだけチンすれば、キッチンバサミでうまく切れますよ~

 

加減を見ながらやらないとドロドロになってしまうので、注意してくださいね。

 

投稿者 hana

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